食べることで誰を喜ばせるか
私は少食気味で多くは食べられません。だから、極力自分の好きなもの優先で食べてきました。
今日、祖母と晩ご飯を食べました。毎週、一人暮らしの祖母を訪ねて晩ご飯を食べることになっています。今日は祖母が作った煮物が出てきました。お腹が膨れるため、煮物は1杯で十分でしたが、祖母はしきりに「おかわりはいらないか?」と聞いてきました。足りないか心配してるのかと思ってましたが、食べ終わってから「もしかしたら、祖母は自分の作った料理を食べて欲しかったのでは?」と気づきました。私も、もし自分で作ったものなら食べてもらいたい。また、祖母はこれまで数十年、家族のために料理を作ってきました。それこそ自分のアイデンティティの1つみたいな仕事だったかもしれない。
私は少食で人との食事で苦労することが多く、自分の苦痛を和らげることを考えてきました。でも、これからは自分のことだけじゃなく、何をどうだべたら誰が喜ぶか?そういうことも考えていきたいと思います。私が食べることで喜ぶ人もいるかもしれないから。次祖母との食事で祖母が作ったものがあれば可能な限りたくさん食べたいです。
よろのばけもの 感想
住野よるさんのよるのばけものという小説を読んだ。
あらすじ
主人公で高校生の安達は夜になると化け物に変身する。ある日、化け物になった安達が夜の学校に侵入すると、クラスメイトの矢野がいた。矢野はクラスでいじめに遭っており、安達は矢野のことを避けていた。しかしその日から安達と矢野に夜の学校で会うようになり、安達は矢野のいじめについて考えるようになる。
感想
本書は矢野がいじめられる中で、クラスメイトそれぞれがどう立ち振る舞うかの描写が細かい。いじめっこになるか、無視するか、立ち振る舞いを間違えれば自分もいじめられる。私もいじめられた経験があるので、共感できる箇所が多かった。
いじめられるのは仕方ないのか。いじめられている人を助ける手はないか。私ももう何年も考えたが、いまだに思いつかない。立ち回り次第では自分がいじめの標的に成り代わることもあるが、それは解決とは違う。
大人になった今でも、いじめに対する答えは出ていない。もしいじめられている人がいたら、もし自分がいじめられたらどうするか。逃げるのは言うのは簡単だが、あまりにも無責任な気がする。どう生きるか問われるような小説だった。
私の思いが消えるとき
昨日、両親と映画を見た。「はい、泳げません」という映画だ。私の感想としてはいい映画だと思った。主人公は水が怖くて泳げない。私にも苦手なことがあるので、苦手なものに向き合う姿は素敵だと思った。
見終わったあと、真っ先に母が言った。「イマイチだったね。」人それぞれ見たいものは違うので、こんな意見が出るのも仕方ない。でも私は、ここで自分の意見を言わなかった。黙ったままだった。そして、母の意見を聞いて、この映画は本当に素敵な作品なのかと考えてしまった。
母の意見で私の思いが消えてしまったような気がした。この時、「よかったと思う」と言えばよかったのか。他人の意見にかぶせたいほどのことだったのか。でも、私の意見はこのまま消えてしまうのか。自分が思っていいることを蔑ろにし続けると、私は何も言えなくなってしまうような気がする。
面と向かって言わないといけない場面もあるが、どうしてもできないならせめて、他の場所で言おう。怖くて言えないことも、せめてこのブログの上では自由に言いたい。
憧れの旅人

旅に憧れるきっかけは色々あるが、特にこの4人の影響が大きい。
関口知宏氏
子供の頃、NHKで「列島縦断 鉄道12000キロの旅 〜最長片道切符でゆく42日〜」という番組を見た。俳優・タレントの関口知宏さんが最長片道切符で日本全国を鉄道で旅した番組だ。この番組は私が旅に憧れた最初のきっかけだ。日本はこんなに広くて色んな場所があるのか。雄大な北海道の景色、温泉に入れる駅、山にある駅からの景色、トラブル発生で足止めを食らったり、明治時代の駅舎を見たり…ただの電車好きの子供だった私が「鉄道で旅に出たい」と憧れを持つきっかけになった。
横見浩彦氏
横見浩彦さんは、JRの全ての駅を利用した人だ。著書の「JR全線全駅下車の旅―究極の鉄道人生 日本縦断駅めぐり」は図書館で読んだ時は衝撃的だった。中でも、北海道の山奥の駅にわざわざ数キロ歩いて行き、1日1本のみの列車に乗る話は記憶に残っている。そんな駅が存在することに驚き、ひたすら駅を回る旅に少し憧れた。そして、この本も日本の広さを教えてくれた。
宮脇俊三氏
「時刻表2万キロ」は鉄道旅行記の中では結構有名な作品だ。宮脇俊三さんが国鉄全線に乗るため、日本各地のまだ乗っていない路線を巡る旅だ。私が生まれた頃には無くなってしまった路線が多く、読むだけで昭和の頃の雰囲気が味わえる。著者は鉄オタではないが、不思議な旅人だ。国鉄全線に乗るためだけの旅だが、旅の途中の風景の描写がリアルだ。旅の楽しみは、目的地ではなく、その途中で見たり、出会うものかもしれない。ついついスマホを見がちだが、電車に乗っている時ぐらい外を眺めていたい。
キノ
キノは「キノの旅」というライトノベルの主人公だ。キノはバイクのエルメスと共に色々な国を回る。風刺が効いている話が多いが、この社会に繋がるところがあり、かえってリアリティを感じる。この世界には色々な国や文化や歴史があり、色んな人がいる。常識と思っていることも、場所が変われば、人が変われば非常識になる。同じ場所にいると、そうしたことに気づけない。だから、色々なところに行ってみたいと思わせてくれた。私は退職してから原付に乗るようになった。キノもこんな感じで旅してたのかなとよく考える。また旅に出て、今度はキノのように色々なものと出会う旅をしたい。
好きな時に床屋に行ける生活

毎日を休日のように生きる。確か、昔読んだ本に出てきた言葉だ。当時は仕事で到底無理な話にしか聞こえなかった。休日も仕事のことを考えていた自分には、毎日が休日なんて理解できなかった。
数日前から耳にかかる髪が気になって仕方がないので、とうとう床屋に行った。その時、ふと思った。会社の時は平日は忙しいので土日しか床屋に行けない。いや、床屋に限らず買い物も本屋も銭湯も、平日にはなかなか行けない場所だった。そして、毎日を休日のように生きる。この言葉の意味を少し理解出来た。毎日楽しく過ごすだけではない。床屋に行くとか、たわいもないことを何時でもできることなのだ。
また会社勤めかもしれない。でも、毎日を休日のように生きることを考えるなら、「何時でも床屋に行けるか」というのはいい質問かもしれない。
昔読んだ本
移り変わる図書館
幼いころから通っている図書館がある。最近、また行くようになったが、以前と変わらない、落ち着く場所だ。きっと自分が図鑑に載ったら、「主な生息地:本棚の間」と書かれそうなほど、自分には居心地のいい場所だ。
しかし、何度も通うと昔読んだ本がないことに気づいた。閉架図書として書庫に入ったのか、あるいは消えたのか?岩波ジュニア文庫の旧装版がなくなったのはショックだった。新刊は絶え間なく出る以上、仕方のないことなんだろうが、思い出の場所も変わっていくのだ。ここは変わらないと思った場所も少しずつ変わっていく。資料の保管を行う図書館ですら、今しか読めない本があるのだ。そして、昔読んだ本は、あの時の自分しか出会うことが出来なかった本なのだろう。
今日何もできなかった、さぼってしまった、Youtubeで時間を溶かした。そんな時間も今を生きる自分だけの特権なのだ。人生はソフトクリームと同じだ。溶ける前の今しか味わえないのだ。
あの頃聞いたボカロ
今週のお題「懐かしいもの」
この前、学生の頃にボカロと出会った話と衝撃を受けたボカロを並べた。でも、語り足りない。そんな時、ちょうどいいお題が来てしまった。チャンスとばかりに語りたい。今回は昔よく聞いたボカロについてだ。
【GUMI】ルートスフィア【オリジナル】 - YouTube
ルートスフィアは高校生の頃よく聞いた。LastNoteさんの曲が好きで、この曲は勇気をもらった。今聞けば、ありきたりな内容に感じるが、当時は刺激的だった。「大人がいつも正しいことだけを教えるとは限らないって」のところが好きだ。実際に大人になると、建前が必要な時もあるし、結構いい加減なことも言うようになった。嘘も間違いも憶測も平気で言う。考えろっていった人が一番何も考えてないのかもしれない。
┗|∵|┓金曜日のおはよう/HoneyWorks feat.GUMI - YouTube
HoneyWorksさんもよく聞いてた。当時全然恋愛とかしなかったので、なぜはまったのか?多分曲が好きがったのかな。音やリズムが天才だと思う。甘い内容だが音が刺さる。
【ボカロ8人(8 Vocaloids)】ゆめのかたち(Yumeno katachi)【ふわりP(FuwariP)】 - YouTube
ふわりPも学生時代よく聞いていた。代表作のきょうもハレバレは明るいポップな曲だが、ゆめのかたちのような優しい曲も好きだ。たくさんのボカロが出てくるのも面白かった。少しさみしいけど、ちゃんと暖かい。
【MV】林檎売りの泡沫少女 / GUMI - yukkedoluce - YouTube
林檎売りの泡沫少女は物語風でかわいいボカロだ。サビの歌い方が好きだ。言い回しも素敵で「そしていつか笑うように眠る」とか美しいなと思った。物語のようだが、こんな言い回しができるのは曲の魅力だ。イラストも凝っていて可愛らしい。
ピノキオピー - すろぉもぉしょん feat. 初音ミク / SLoWMoTIoN - YouTube
すろぉもぉしょんも一時期よく聞いていた。中毒性高い曲だ。MVも見入ってしまうし、ピノキオピーさん当時からすごかったな...好きなシーンは遺影のところ。
かわいい!サムネでつられたが、絵もイラストも素敵だ。イラストの色使いがカラフルで、虹色っぽいのが少し混ざっているのが好き。歌詞も励まされるようで元気をもらえる。Cメロの、人の眼は~のところが、深い。
ラマーズPも好きな曲で迷う。愛の詩みたいなかわいい曲も好きだが、こんな感じの落ち着いた曲を昔よく聞いていたな...久しぶりに聞くと沁みる。今見るとコメ欄の10年前の自分へってのがグッとくる。
今となっては懐かしい曲ばかり。あの頃は大人になってもボカロを聞いてるとは予測できなかった。音楽の好みは若いころからあまり変わらないらしい。それに、ボカロは年を取らない。あの日から変わらない声が聞ける。新しくて懐かしい声をもう少し追っていきたい。